ホルニストのためのレシピ

「できない」を「できた！」に。

これまでの教則本に物足りなさを感じたことはありませんか？

たくさんの音が並んでいるのに、あなたの本当の悩みには答えてくれない。レッスンでできたと思っても、翌日にはうまくいかない。

そんな風に練習で一人、孤独を感じたことはありませんか？

「努力が足りないのか」
「練習が甘いのか」
「自分には才能がないのか」

そうやって自分を責めてしまうかもしれません。

でも、違います。

足りないのはあなたの努力や才能ではありません。新しい動きや考え方を自然に身体へ馴染ませるための「上書きの設計」です。

ホルン奏者として、そしてレッスン設計者として、私はこれまで全国で何百人もの個人レッスンを行い、何十校もの吹奏楽部の生徒達と向き合ってきました。

その中で痛感したのは、本質的な仕事は単に「教えること」だけではない、ということです。

生徒が変わり、音が変わる。その姿を見るのは、本気で嬉しい。

その変化が次の一歩の力になると知っているからこそ、私はそこに至るまでの「新しい練習文脈」を設計し、最後まで責任を持ちたいのです。

「ホルニストのためのレシピ」は、そうした想いから生まれました。

その多くは実際のレッスンで悩める奏者のために「こんな練習はどうだろう」「こんな言葉が楽譜に添えてあったら、前向きに取り組めるんじゃないか」と、変わりたいと願う、たった一人のために作ったものです。だからこそ、同じ悩みを持つあなたの力にもなれると確信しています。

楽器の練習は、孤独です。

それを知っているからこそ、レシピにはたくさんの言葉を添えました。楽譜を通して、あなたの練習に少しでも寄り添えたらと願って。

ここはあなたが「できない」を「できた！」に変えるための場所。

そして自分にも可能性があると知るための場所です。

この“レシピ”が、あなたやあなたの生徒にとって、次の一歩を踏み出すきっかけになることを、心から願っています。