ホルニストのためのレシピ

2025/10/17 20:00


「今日はなんだか調子がいいな」


そう感じた翌日、同じように楽器を構えたはずなのになぜか昨日とは全く違う、唇にマウスピースを当てた瞬間感じる違和感。


「昨日あんなに調子良かったのに、一体何が違うんだろう?」

「調子の良し悪しが完全に”運”になってしまっている


そんなふうに日々の調子の波に振り回され、自分さえ信じられなくなる瞬間。

練習すればするほどその不安定さの正体がわからなくなるあの感じ。かつての私はそもそも、「ウォームアップしても特に変わらないよね?」と思っていました。



それはある意味、自分の楽器のコンディションが良いのか悪いのかよくわからず日々過ごしていたということ。

でもあるとき試したウォーミングアップで、はじめてその効果を感じたんです。


唇はあたたまり、反応も俄然よくなり吹きやすくなったあの日を私は忘れません。


その経験をしたときのレシピが、今回のコレクションには含まれています。そういう経験があるからこそ思うのは、あなたの調子が安定しないのは、あなたの才能や練習量が足りないからではありません。


ただ、ウォーミングアップの効果が実感できる、信頼できるプロセスを知らないだけなのです。


その再現可能な設計図がこの度ようやく完成しました。


それが「もう、その日の調子を運任せにするのはやめませんか?-最適な1日をデザインする、15分間をウォームアップ-」です。



なぜこの「15分」であなたの「調子の波」がゆるやかになるのか


このコレクションは単なるウォームアップメニューの詰め合わせではありません。あなたの唇や身体を、いい演奏ができる状態へと体系的に導くためのシーケンス(順番)です。


Step 1 唇を「起こす」

まずはあせる気持ちを抑え、「熱いスープを冷ますくらいの息」で眠っている唇をゆっくりと目覚めさせます。ここでは上手に吹く必要は一切ありません。最小限の刺激で唇が自然に振動し始める「最初の瞬間」を探ります。


Step 2 狙いを「定める」

唇が目を覚ましたら、ノータンギングで静かに息を入れ、その日最も効率よく音を鳴らせる「一点」、あなただけの「スウィートスポット」を探し当てます。この工程が繊細なピアニッシモや息のコントロールの土台を築きます。


Step 3 音を「切り出す」

最高のコンディションが整った土台の上に、次は「タンギング」を乗せます。あなたにとって自然な舌の位置から、クリアで美しい音の輪郭を切り出し、発音の曖昧さをここで解消します。


Step 4 すべてを「統合する」

さいごに、これまで個別に最適化してきた「唇」「息」「舌」「指」の動きを、スラーとリップスラーを通じて一つのなめらかな流れへと統合し、いつでも音楽を奏でられる準備が完了したことを身体に教え込みます。

この4つのステップを順番に踏むことで、あなたは毎回、同じ「ゼロ地点」から練習を始めることができるようになるのです。


最高の1日をデザインするために

このウォームアップ・コレクションには通常のレシピに加えて、練習の精度をさらに高めるための「Op.4Op.56のための音声データ」も特典としてお付けします。


「今日もダメかもしれない」という朝の憂鬱な時間から解放され、「今日もあの安定した状態から始められる」という計り知れない安心感と、音楽と向き合うための揺るぎない自信です。これは、


あなたの貴重な練習時間を無駄にしないための、そして、あなたの音楽人生そのものを支える土台を築くためのものであると、私は確信しています。


この設計図をどんな人に手に取ってほしいか


このコレクションは、日々の調子の不安定さに悩み、本気でそこから抜け出したいと願っている方。


「もう運や偶然に振り回されるのはやめだ。自分の演奏は自分でコントロールする」


そんな静かな覚悟が決まった方にこの設計図を手に取ってほしいと願っています。運に左右される日々の演奏から、すこしだけでもはやく抜け出せますように。


あなた自身の手で最高の1日を、そして最高の音楽人生をデザインしていく。その第一歩をこの15分から始めてみませんか。




ウォームアップで調子が整うとその日1日が本当に楽しくなります。

もう調子の波に振り回されるのは終わりにしましょう。





権左 勇一



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